2010. 11. 18  
馬鹿な頼みを引き受けてくれた大馬鹿は
フォレフという聖堂騎士だ。

私の遠い親類にあたる魔術師、ティーフのツレである。

まあフォレフが傭兵中隊の隊長と言う事を考えると
ティーフの方がツレなんだろうが。

私はまあ自由騎士として長い冒険者家業をしてきたせいもあって
それなりに戦闘能力はあると思う。

だがこのフォレフ、
私よりひとまわりほど年下のはずだが、段違いの戦闘能力の持ち主だ。
昔プロンテラであったとある事件で勇名を馳せた。
もっとも世間的には名前が出なかったので、
その行動だけが知れ渡っただけなのだが。

私は知っているが故に、彼との実力の差を思い知らされているわけだ。

昨年の冬にゲフェンがオークの北上を叩くために
三千人規模の兵力を動員した大規模なオーク討伐を行ったが、
その際に指揮を取った人物は在野の聖堂騎士だという。
どういう経緯で指揮官に就いたのかはしらないが。

その指揮官の名がフォレフという。
目の前の青年と同名である。

よもやゲフェンで三千の将兵の指揮を取った人物と
前線の砦でたかだか二百の傭兵の隊長をやっている人物が
同一人物であるはずはない。

しかし私は彼がゲフェンの指揮官だと確信している。
傭兵隊に身をやつしているのは説明できないけど…

それを差し引いたとしても、
二百名からなる傭兵中隊を率いる指揮官としての先達でもあるので
協力してもらえるのは心強い。

フォレフが口を開く。
「一応協力はするけど」

ん?なんだ?

「実践は全部トウコさんがやって下さいね」

……。

え?
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