--. --. --  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007. 06. 26  
ランドルフは叩き上げの軍人である。

17のときに軍務に就いて以来20年ほど、
プロンテラ軍の兵士として魔物たちとの戦いの前線に立ってきた。
幾多の戦いを経験し、その数倍の傷を体に刻んできた。

立てた武勲も少なくはなく、正騎士への推挙の話もあった。
だが彼は兵士として戦場に立つことを選んだのである。

彼は戦場における教師だった。
数多くの騎士・兵士が彼とともに戦場を駆け抜け、
戦場の生き方を彼から学び取っていった。

そんな古参な兵士である彼を、
周囲の人間は畏敬の念をこめて『グンソウ』と呼ぶ。

遥か昔、聖戦以前の世界においての軍隊の階級がその元であるらしい。
如何なる存在であるのか無学な彼は知らなかったが、とある新米騎士の元で任務に就いていたころに、騎士の私兵であった魔術師が教えてくれたことがあった。

魔術師が言うには「兵士を作る兵士」とのことだ。

その話が伝播したのか、
ランドルフは以降誰からも『グンソウ』と呼ばれるようになった。
たまにそれが本当の名前であると勘違いする奴もいるが・・・

彼自身がその二つ名にどのような感情を抱いているのかはわからないが、
あえて止めさせないあたり、彼自身も気に入っているのかもしれない。

だがしかし、
数多の騎士・兵士とともに戦場を渡り歩いてきた彼にとっても、
現在のような状況は初めてだ。

同僚である兵士たちは少年兵。
上司である騎士は(正騎士候補ではあるが)冒険者である。
上にしても下にしても、
軍隊というものを、兵士というものを、
教えこまなければならない相手だ。

『どうしたものか・・・』
執務に割り当てられた部屋で、
ランプの淡い明かりの下、ひとり心の中で呟く。

そのとき、部屋の扉が遠慮がちにノックされた。
NEXT Entry
本日よりラジヲ分室開室です!
NEW Topics
生きてます。
ちんじふ劇場【5月まとめ】
活動休止してます
明日ですが、C88の情報
歩いて帰ろう
長門と花火大会
カレンダー
これまでの読者
ブログ内検索
アクセス解析

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。