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2006. 12. 06  
「あはは。まあ災難だったねえ」

リーネベルク砦の中隊長のひとり、リーザ卿は
おかしそうに笑いながらそう言った。

結局、大隊長との会話は悪感情バリバリなあと言葉のみ。
あとは任せるとばかりにこのリーザ卿に引き合わされ、
部屋から追い出されたのだった。
我々は指揮所の隅に設えられた談話室のような部屋にやってきた。

リーザ卿は私より少々年上の女性騎士で、
栗毛色のショートカットと快活そうな笑顔が印象的な人だ。
彼女が私の直属の上司ということらしい。

「まあブルドッグの気持ちもわからないでもないけどね~」

ブルドッグって印象はやはり他人も同じなんだなあ…
ま、それは置いておいて。

「どういうことでしょうか?」
「いま欲しいのは兵士なのよ。オークとの戦線は消耗の日々だから。
 戦死者こそ少ないけど、この砦の何処見ても怪我人だらけ。
 なのに中央から補充の兵士はなく、にわか指揮官がひとりだけとなれば、
 怒りたくなるのは当然じゃない?」

にわか指揮官ってのは私のことか。
まあ反論できないけど。

「周囲の様子はそんなに切羽詰っては見えませんでしたが」
「この砦は約1500人もの人員を抱えているけど、
 半分以上が傭兵として加わっている冒険者だもの。
 正規軍に比べて、冒険者は入れ替わり立ち代わりって感じなのよ」

砦ののんきな様子とは裏腹にプロンテラ軍自体はカツカツということのようだ。

「正直私も、あなたを押し付けられたと思ってる」

直球だなあ・・・

「でも、人材が不足してるのも確かなのよね。
 だからあなたには私の旗下のプロンテラ軍の一個小隊を任せます」

言葉の割には普通な待遇の気がする。
軍の一個小隊ということは兵士50名を指揮下に置くことになる。

まあさすがに自由騎士の身分のままで
正騎士を配下に置くことは無いだろうから、
兵小隊の隊長くらいかなと漠然と思っていたのだ。

「小隊はここらへんを割り振られているから、臨時隊長を任せているランドルフを尋ねなさい。詳しいことは彼に話をしてあるわ」

と、一枚のメモを渡された。
見るとリーネベルク砦の簡単な地図上の北西に丸印がつけられている。
ここに私の小隊がいるってことなのだな。

「了解しました。これより出向いて隊長として着任します」
「期待してる…って言うと嫌味よね。でも彼らをまとめ上げられるようには願っているわ」
そういうとリーザ卿は軽く手を振って談話室から出ていった。

……まとめ上げる?
何か非常に不安のな単語を聞いた気がする。

釈然としない気持ちを抱えつつも指揮所をあとにし、
ミオとヘンスヒンが待っている場所へと足を向けた。
かなり時間が経ってしまったので
ヘンスヒンとともにいるミオは退屈していることだろう。

と思ったら、
ミオは聖堂騎士らしい男と談笑していた。
聖堂騎士がここにいるということは傭兵(冒険者)だろう。

うーむ…【なんぱ】かな。やはり。
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