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2014. 09. 23  
-横鎮提督のとーこさんじゅうはちさい-(MI作戦Vol.2.5)
「泉湯(せんとう)民族の本領」

赤城「敵の増援部隊ですか…」

MI島攻略を果たし龍神丸へと帰投した聯合艦隊の面々は
すぐさま増援艦隊の報告がもたらされ、勝利の歓喜は雲散霧消した。

とーこ(提督)「空母棲鬼の死に際の言葉が気になってさ。鳥海と川内に偵察に出てもらってたんだ」

榛名「そのために編成を変更されたんですね。さすが提督。榛名、尊敬します!」

とーこ「HAHAHA。もっと尊敬していいのよ!」

金剛「…雷みたいデスネ」

響(Bep)「違うよ。雷はもっと自信たっぷりに言う」

金剛「ナルホド」

加賀「敵の増援部隊は今どのような状況なのですか?」

とーこ「MI島の東南東でロスト。MI島に上陸した陸軍部隊が設置した電探にはかかってないって報告だからコチラの様子をうかがっていると見てる」

蒼龍「でしたら、こちらから打って出るしかないですね」

とーこ「うむ。帰投早々で悪いのだが、すぐに艤装の補修と休憩をとってくれ。再出撃を3時間後とする」

飛龍「増援部隊を排除すれば、私たちの勝利ですよね?」

とーこ「ああ、あと一息だ。みんな、ここが正念場になる。気合!入れて!行ってね?」

摩耶「何で疑問形なんだよ…」

金剛「というか、ソレは比叡の台詞デショ~」



艦娘支援母船として居住性に重点を置いた龍神丸の船内には
豪華客船飛鳥II同様の海水を真水に還る装置が搭載されており、
日本製客船の特徴である大浴場が備わっている。

鎮守府内の大浴場は富士山のタイル絵があるような
古き良き銭湯を思い起こさせる作りだが、
各支援母船は客船に準じた居住空間となっているため、
大浴場はリゾートスパのように作られている。

どちらにしても通常の入浴効果だけでなく、
損傷の修復機能を促進させる働きがあるようになっているが、
年頃の艦娘の中には鎮守府の大浴場より
こちらの方を好むものも少なくないという。

MI島攻略を果たした艦娘たちは
疲労回復と汚れを落とすのを兼ねて
全員がこの大浴場に集まっていた。

金剛「Bathは命の洗濯デスネー」

榛名「はあ…榛名、お湯にとろけてしまいそうです」

加賀「ゆっくり浸かっているのもいいのですが、この後に出撃だということも忘れずに」

金剛「それは赤城に言うべきコトネ」

加賀が赤城の方に視線を向けると、
駆逐艦の面々とジャグジーではしゃぐ姿があった。
加賀は思わず頭を抱える。

蒼龍「まあ、厳しい戦闘続きでしたから、リラックスは大切ですよ」

飛龍「昔と比べると楽してる気がして申し訳ない気もしますけど」

かつての海軍の軍艦の居住性は良いものではなく、
風呂に貴重な真水を使用するわけには行かず、
海水を使用したものがほとんどだった。

また多数の水兵たちが一度に入ることから
リラックスを出来る場ではなかっただろう。

加賀は少し前に提督と会話したことを思い出す。

「大切なのは万事滞り無く終わらせることではなく、問題が発生しても慌てずに適切に対処することだよ。そのために加賀はもうちょっと肩の力を抜いた方がいい」

加賀「肩の力を抜く…」

金剛「カガはアレダネー…えっと、何でしたッケ? 首元の裏のところ」

榛名「首元の裏…? 『うなじ』ですか?」

金剛「ソウ、それネ。カガはうなじが綺麗ダネー」

加賀「は?」

金剛「首が細いカラ、綺麗に見えるのカシラ?」

榛名「そうですね。加賀さんはラインがはっきりしてますから、とても綺麗に見えます」

蒼龍「フフフ、金剛さんたちも気がついてしまいましたか」

飛龍「加賀さんのうなじは空母イチの色っぽさですよ」

加賀「何を言ってるの貴女たち…」

気恥ずかしくなって、髪で首元を隠す。

金剛「oh! その恥じらイ。いいネ~。大和撫子デスネ~」

蒼龍「金剛さん、それを『萌え』というんです」

金剛「Wow! It's Moe!? Marvelousデ~ス!」

飛龍「萌えって英語はMoeでいいの?」

榛名「榛名もちょっとわからないです」

加賀「(まったく…)」

騒ぐ金剛や蒼龍を尻目に加賀は呆れたようにため息をつく。
そのことでほどよく脱力できたことに加賀自身気がついてなかった。



摩耶「あっちはなんか騒がしいな」

鳥海「摩耶、少しは胸のあたりかくしてよ…」

両腕を湯船の淵により掛かるようにして広げ、
開放的に胸元をさらす摩耶に鳥海が苦言を呈す。

摩耶「あ? 別にいいだろ、女しか居ねえんだし」

川内「そうだよ! 恥ずかしがることなんて何もないじゃん」

一糸まとわぬ姿で湯船に仁王立ちする川内がカラカラと笑う。

神通「川内姉さんはせめて下の方は隠してください」

川内「えー? 別にいいじゃん」

神通「私が恥ずかしいです…」

川内「なんで?」

摩耶「鳥海、アタシはアレよりマシだと思うぞ」

鳥海「同じようなものよ…」

摩耶「そうかあ?」



夕立はジャグジーがお気に入りの様子です。

夕立「ブクブクがいっぱいっぽい」

時雨「これは本当に疲れが取れるね」

響(Bep)「やはり日本の風呂はいいな」

赤城「響ちゃんはロシアの方の文化は知ってるんですか?」

響(Bep)「うん。ロシアでは浴槽の中で身体を洗うのが習慣なんだよ」

時雨「よく海外の映画のみたいな感じなのかな?」

響(Bep)「そうだね。あちらの浴室には洗い場がない場合が多いから。一人入ったらお湯を流して、次の人が入るにはまたお湯を溜めるんだ」

夕立「みんなで入るのはしないっぽい?」

響(Bep)「温泉なんかはみんなで入れるところもあるけど、そういうところは日本の温泉とは違ってプールみたいに水着で入るんだよ」

赤城「温泉もいいですねえ。今回の作戦が終わったら、またみんなで行きたいですね」

時雨「うん。6月に伊東に行った時は雨で露天とか入れなかったし、また行きたいかな」

響(Bep)「ああ、いいねそれは」

夕立「赤城さんはバイキングが楽しみなのよね」

赤城「夕立ちゃん。バイキング『も』楽しみなんです」

夕立「一杯食べれるのは嬉しいっぽい」

島風「赤城…まだ入ってなきゃダメ?」

赤城「黙っていると思ったら、ずっと我慢してたんですか?」

島風「だって、いいって言うまで入ってろって言ったじゃない。もう連装砲ちゃんも私も限界…」

響(Bep)「連装砲ちゃんもお風呂にはいるんだね…」

島風「だってぇ、仲間はずれにしたらかわいそうじゃない」

赤城「そもそも生き物なんですか、連装砲ちゃんって」

連装砲ちゃんはつぶらな瞳で赤城に訴えかけている。

赤城「なるほど、もう出てもいいですよ。でもしっかり…」

島風「おっそーい!」

赤城の言葉が言い終わらないうちに、
島風は連装砲ちゃんを掴むと湯船から飛び出した。

赤城「だから! しっかり身体を拭いてからにしなさい!」

赤城は近くにおいてあった手ぬぐいを掴むと
島風を追うように湯船から飛び出していった。

響(Bep)「島風はロシア式だね」

夕立「ぽい?」

響(Bep)「ロシアでは体を拭かないまま出て行ったりするんだ」

時雨「…ちょっと僕には真似できないかな」

夕立「夕立は上がるときにはちゃんとブルブルして水気を払うよ」

時雨「夕立…犬じゃないんだからそれはやめよう」



3時間後。

「MI島の陸軍部隊より『電探に感アリ、深海棲艦ノ接近ト判ズル』」

とーこ「ハハ! しびれ切らして動き出したか。赤城、出撃準備は?」

赤城『各艦、いつでも出撃できます』

とーこ「よぉし! 全艦隊、出撃! 敵増援部隊を殲滅し、MI島を確保せよ!」

一同『了解!』

MI作戦、最終決戦開幕。


ちょっと風呂のシーンを思いついたら止まらなくなった…
最終決戦は次回です。
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