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2014. 09. 18  
-横鎮提督のとーこさんじゅうはちさい-(MI作戦Vol.0)
「聯合艦隊、出撃せよ!」

MI作戦は今回のAL/MI作戦における肝である。

その最大の目的は北太平洋海域に浮かぶ
中間島(コードネーム:MI島)の奪取にあった。

海軍はこのMI島を深海棲艦から開放することで
深海棲艦が跋扈する太平洋において橋頭堡を築き、
人類反攻の拠点とすること企図していた。

だがその最大の障害となるのは
MI島付近に遊弋する敵機動部隊だ。

軍令部は
この機動部隊を排除し、MI島を占拠せよという
虫のいい命令を下してきたのだった。

前大戦から何も成長していないと考えるのは簡単だが
実のところ、機動部隊の排除せねばMI島の占領は継続不可能であるし、
MI島を占領せねば深海棲艦は増援部隊を呼び寄せて海域支配が継続される。

何の事はない。
2つの目的は密接な関連性を持ち、
どちらかが成功すれば良いというわけではない。

とーこ(提督)『だが、達成するには手数が足りない』

艦娘の艦隊編成は6隻までというのが定石だ。

これは深海棲艦の側でも同様の制約を受けていることが
これまでの敵側の艦隊編成からも見て取れる。

6隻以上の艦隊を編成した場合は航路を見失い、
会敵もままならないというのが経験則で判明している。

目視確認できている敵艦隊にすらたどり着かないのだから
もはや物理法則の粋なのかもしれない。

しかし6隻のみでは、
艦隊戦、攻略戦の両方を行うには手数が足りず、
作戦の実施はままならない。

ふと執務室の扉がノックされる。

とーこ「吹…」

秘書艦の名前をつぶやきかけて、
使いの役目を与えて出かけさせたことを思い出した。
頭をポリポリと掻きながらため息をつく。

とーこ「どうぞ」

扉を開けて入ってきたのは一人の艦娘だった。

初期艦だった吹雪以外で
最初から鎮守府に着任していた三人の艦娘のうちの一人だ。

大淀「軽巡大淀。艤装の受領により、艦隊に着任いたしました」

艦娘はそう名乗りを上げて敬礼する。

大淀は艦娘でありながら艤装を持たず、
長い間、鎮守府長官の秘書艦として艦隊との連絡役にあった。

先日ついに艤装の建造が完了したことで、
長官秘書艦から艦隊へと転属させる旨が伝えられていた。

とーこ「なんかこう…1年近く顔合わせてたのに、今更ってかんじだね…」

大淀「そうですね。あ、長官から提督宛に書類を預かってまいりました」

とーこ「長官から?」

提督は大淀から渡された書類に目を落とす。
書類の表紙には『聯合艦隊結成指示書』とあった。

とーこ「聯合艦隊?」

大淀「はい。御存知の通り、私たちは1艦隊最大6隻での出撃が限界でしたが、聯合艦隊を結成することで2艦隊、最大12隻で出撃することができるそうです」

とーこ「第1艦隊と第2艦隊で聯合艦隊か…これなら行けるか…」

大淀「結成の条件は、1つはそれぞれの艦隊に特定の艦種の艦娘を加える事。そしてもう1つあります」

とーこ「なんだ? もうひとつって」

大淀「聯合艦隊を運用するには広大な空間を要するため、通常海域での結成や運用は行えないということです」

とーこ「…むう。大戦力で展開する使い方はできんってことか」

大淀「はい」

とーこ「了解した。軽巡、大淀の着任を認める。とはいえ、しばらくは艤装の扱いを熟知してもらうために、後方任務になると思うけど、まあよろしく頼むよ」

大淀「はい。艦隊指揮、運営に特化した艤装と成っていますので、御用の際はどうぞお任せください」

大淀は再び敬礼をすると、執務室から出て行った。

提督は書類を執務机の上に放り出すと、立ち上がって窓の方へと歩み寄った。
窓から見える港湾部では多くの艦娘が訓練に励んでいるのが見える。

とーこ「聯合艦隊を組ませることの出来る艦種を含みつつ、練度の高い艦娘ねえ…」

訓練の様子を眺めながら一人つぶやいた。



翌日、鎮守府内の大講堂に
すでに大湊へと旅立ったAL作戦参加艦娘を除く
全ての艦娘が集められた。

すでにMI作戦については艦娘たちの知るところであり、
誰が作戦に参加することになるのかが話題に上がるほどだった。

そのMI作戦参加艦が講堂に掲示されていた。

戦艦:金剛、榛名
空母:赤城(旗艦)、加賀、飛龍、蒼龍
重巡:摩耶、鳥海
軽巡:川内、神通
駆逐:Верный、時雨、夕立、島風



比叡「参加艦に選ばれるなんて、さすがですお姉さま!」

金剛「んーまあ、旗艦じゃないのが残念デスネー」

霧島「榛名も気を付けて」

榛名「ありがとう霧島。榛名は金剛お姉さまと頑張ってまいります」



那珂「何で? 何でええ!? 何で那珂ちゃん入ってないの!?」

川内「しょうがないじゃん。今回、那珂は留守番」

那珂「川内ちゃんも神通ちゃんも選ばれたのに…」

神通「那珂ちゃん。提督にも考えがあるのだと思うから、今回は…ね」

那珂「むううううう」(頬をふくらませる



白露「時雨、夕立、白露型の実力を見せつけてくるのよ!」

村雨「2人の活躍、期待してるからね!」

五月雨「無事をお祈りしますね」

涼風「2人ならイケるイケる!」

時雨「うん。頑張るよ」

夕立「夕立も頑張るっぽい!」



高雄「与えられた任務を遂行し、無事に帰還すること。私と愛宕が望むのはそれだけよ」

摩耶「それだけっていうかさ…それが難しいんじゃねえの?」

愛宕「今回の作戦は特に重巡に期待するって提督が言っていたから、2人とも頑張ってね」

鳥海「はい。ありがとうございます姉さん」



電「響ちゃん、頑張ってほしいのです」

響(Bep)「ありがとう電」

雷「響ったら元気ないわねー、そんなんじゃ駄目よ!」

暁「響はこれでいいのよ。でも戦闘では物おじしてはダメよ。響は他の駆逐艦より練度が高いんだから、水雷戦隊の要にならないといけないわ」

響「わかっているよ。司令官とみんなのために行ってくるよ」



天津風「島風も選ばれたのね…気をつけて行きなさいよ!」

島風「えへへ、大丈夫だよぉ。だって私、早いもん!」

長波「いや、それ関係ないんじゃん」



瑞鶴「……」

赤城「どうかしたの?」

翔鶴「選ばれなかったのが不満だったみたいです…」

加賀「あなたはどう思っているの? 翔鶴」

翔鶴「…先輩たちの指導で鍛えていただいた腕を披露できないのは残念です。悔しいとも感じます」

加賀「そう…。翔鶴、瑞鶴。あなたたちは私たちの期待に答えてくれました。今回の作戦で選ばれなかったのはたしかに残念だけど、私たちが万一の時にでもあなたたち二人がいるから、安心して戦いに挑めます」

瑞鶴「それって、死に行くみたいじゃないですか…」

加賀「……」

赤城「瑞鶴。私も加賀も、蒼龍、飛龍も死に行くつもりは毛頭ないわ」

加賀「それでも何が起こるのかわからないのが戦場なのよ」

赤城「そう。だからあなたたちの練度が向上させられたことで、私たちは後ろの心配をせずに戦いに集中できる」

瑞鶴「勝手なことばかり言うんだから…わかってます。鎮守府の守りに誰かが残らなければいけないのは」

翔鶴「私たち姉妹で留守を預からせていただきます」

加賀「お願いね。うまく行ったらおみやげを買ってくるわ」

瑞鶴「おみやげって…そんなのあるわけ無いじゃないですか」

加賀「そうかしら?」

穏やかな笑いに包まれる姿を赤城は微笑みながら眺めていた。




吹雪(秘書艦)「提督も同行されるんですか?」

とーこ「今回は特別な作戦だからね。吹雪は留守を頼むよ」

吹雪「え? 私、留守番ですか?」

とーこ「うん。遠征艦隊の運用や資材の管理なんかをお願いするよ。大淀にも補佐をするように頼んでおいたから」

吹雪「…そうなんですか、わかりました。司令官のために私、頑張ります!」

とーこ「MI島におみやげとかあんのかな…?」

吹雪「深海棲艦が占領しているところはなにもないかと…」

とーこ「えええ…そうなのか。まあ、なんか考えておくよ」

吹雪「楽しみにしていますね。司令官、ご武運を」

とーこ「ありがとさん」




聯合艦隊。MI島攻略のため、北太平洋海域に出撃す。
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