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2014. 09. 10  
-横鎮提督のとーこさんじゅうはちさい- (AL/MI作戦発動前夜)
「AL作戦 vol.0」

居酒屋鳳翔。

とーこ(提督)「お、来たね」

龍驤「そら、呼び出されれば来るわ」

とーこ「時々呼び出しても来ねえのが居るんだよ」

龍驤「しゃないんやない? まあウチもブッチしたいところやったし」

とーこ「……まあいいや、今日は奢るから好きなもん頼みな」

龍驤「奢りかあ…まあええわ。鳳翔さん、ホッピー頼むわ。キンミヤで割ってな」

とーこ「ビール飲めばいいじゃんか」

龍驤「こっちのほうが好きなんやもん」

運ばれてきたコップを一気に飲み干す。

龍驤「ああ、やっぱホッピーは美味いなぁ~♪」

とーこ「関西ではあんまり飲まないらしいけどね」

龍驤「えええ! 嘘やぁ~」

とーこ「東京の居酒屋で飲むもんらしいぞ」

龍驤「まあ確かに前に居った呉では飲んでなかったなあ」

とーこ「お前は横浜生まれの横須賀育ちだもんな」

龍驤「ウチの隠された出生をバラすなや」

とーこ「いや、隠してないだろ」

龍驤「あれぇ?おかしいなぁ~」

話すことは他愛のないことだ。
少し前に見聞きしたもの、
料理のうんちく、
誰それが何しただの、
ただ、ダベっているのだけで楽しい。

龍驤「…さて、いい感じに酔ってきたなぁ。一体何の用なん」

とーこ「……」

龍驤「めったに顔合わせない提督が、わざわざウチを呼んだっちゅうことは、なんかあるんやろ?」

とーこ「ホントは素面のうちに話すのが筋なんだろうけどさ」

龍驤「せやな。酒の勢いを借りて言うことなんて碌なもんやない」

とーこ「返す言葉もないな」

龍驤「ええわ。で、何なん?」

とーこ「龍驤。今度の作戦でAL方面艦隊として出撃してくれ」

龍驤「……何でウチなん? 提督も知っとるやろ、ウチとあの海域の因縁は」

とーこ「お前が艦隊で一番練度の高い軽空母だからだ」

龍驤「そやろね。勝利のためなら、酷いことを『平気な顔』して言うんやね。アンタは」

とーこ「一人の艦娘の都合なんて艦隊の勝利に比べるほどのこともない」

龍驤は目を細めながら口の端に笑みを浮かべる。

龍驤「なら申し訳無さそうな顔すんなや! もっと上から命令すればええやんか!」

とーこ「……」

龍驤「ウチら艦娘は兵器や。アンタの都合ですり潰すような使い方だって出来るやろ!」

とーこ「……」

龍驤「ウチはアンタなんか嫌いや! 執務室で命令すればいいようなことを、わざわざ鳳翔さんとこまで呼び出して。楽しくだべってる裏でどうやって切り出そうかとか悩んで、悩みながら非情になろうなんて考えるアンタが大っ嫌いや!」

とーこ「……」

龍驤「ウチ、この艦隊が好きや。みんなでなんやかんやとワイワイするのが好きや。アンタがバカやって、吹雪がプリプリ怒ってるのをみんなで笑ってる日常が好きや。だからいつも通りやって欲しいねん。変に気を使うのはアンタらしゅうない。いつも通りでええねん」

とーこ「龍驤、出撃頼む」

龍驤「まかしとき! ウチがおるから主力艦隊やね!」

龍驤はニッと笑うと、カウンターに突っ伏した。
時を置かずして龍驤から寝息が漏れ始める。

とーこ「…鳳翔。勘定よろしく」

鳳翔「はい。今日もありがとうございました。それと提督」

とーこ「?」

鳳翔「あまり気を使うのは返ってよくありませんよ。私たちは前の記憶を持っていますけど、それにとらわれている娘はほとんどいません。龍驤さんもそれを怒っていたんですから。今の私たちは旧海軍の軍艦ではなく、あなたの艦隊の艦娘なんですからね」

とーこ「わかった。今日の私はD判定負けだね」

鳳翔「あらあら、提督に負けをつけるなんて、龍驤さん大金星ですね」

苦笑するより無い。




龍驤を背負って店を出た提督は空母たちの宿舎へと向かった。
宿舎にたどり着くと、入り口脇の喫煙スペースに一人の艦娘が居た。
タバコを吹かしていたその艦娘が提督の姿に気がついた。

隼鷹「お、提督じゃん。どうしたの?」

とーこ「龍驤の送迎だよ。隼鷹は今日は鳳翔のとこには行かなかったのか」

隼鷹「訓練中に龍驤が今日は提督に呼ばれたーって自慢しまくってたからね~。まあ今日のところは遠慮しておこうかなって」

とーこ「おや、そりゃあ悪かった」

隼鷹「いいっていいって。で、今日は楽しめたの?」

とーこ「うーん、龍驤に叱られたって感じだよ」

隼鷹「あ~、あれでしょ。次の作戦のこととか話したんでしょ。」

とーこ「よくわかるな」

隼鷹「だって、あのとき龍驤と一緒に出撃したのアタシだし」

とーこ「!」

隼鷹「しまったって顔してるねえ」

とーこ「からかうなよ…」

隼鷹「練度の高さからして龍驤を出撃させるってんでしょ。それを言うために呼び出したって感じ?」

とーこ「ご名答。頼み方を間違えてね、それで龍驤に叱られたんだよ」

隼鷹「提督さあ、アタシも出撃組に加えてくんないかな。軽空母、もう1隻くらい出すでしょ?」

とーこ「お前は飛鷹と組ませた運用で考えてたんだが…」

隼鷹「それはそれで正しいんだけどさ。実際、AL作戦で龍驤の気持ちが分かれるのってアタシぐらいじゃない」

とーこ「龍驤がもし感情にとらわれそうになったら、お前が止めるっての?」

隼鷹「アタシしか出来ないんじゃない?」

とーこ「…そうだな」

AL/MI作戦発動まであと18時間。


あれえ?何を書こうとしたのだろうか私…
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