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2014. 05. 09  
◇鎮守府劇場(第9381話)
「ピーコック島攻略作戦始末記」


北太平洋海域に進出したとーこ艦隊は
離島、ピーコック島を支配する離島棲鬼の攻略に難航していた。

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離島棲鬼「ココマデ……クルトワ…ネ…………イイ…デショウ……」

何度もの波状攻撃でダメージを与えつつも

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長門「っ…敵艦隊もなかなかやるな…」

時として前衛艦隊に行く手を阻まれること度々だった。
そして、軍令部の定めた作戦期限まで、とうとう二十四時間を切った。

横須賀鎮守府の作戦会議室。
作戦に従事する多くの艦娘たちが満身創痍の体のまま集まっていた。

提督が室内に入ってくると、艦娘たちが敬礼しようとするが、提督が待てと手を突き出して静止させた。
もはや礼儀がどうこうなどにかまっている余裕すらない。提督の目の下にも疲労のくまが見て取れる。

とーこ(提督)「さて、諸君。今日が最後の攻勢となるだろう。鎮守府の中には遅々として進まぬ作戦に厭戦気分が蔓延しているようだが、あえて聞こう。貴様達はまだやれるか?」

榛名「はい! 榛名は、榛名たちは大丈夫です!」

誰よりも早く鎮守府最古参の戦艦である榛名が答えた。
その身体は連日の戦いで包帯や絆創膏だらけだが、目の輝きにははっきりとした強い意志が宿っている。

とーこ「オッケイ! やれないなんて言う奴は解体してやるところだったゼ。吹雪!」

提督が指を鳴らそうとスナップをきかせるが、聞こえたのはパスンという情けない音だった。

とーこ「……」
一同「……」

もう一度やると、今度はパチンと小気味の良い音が響いた。

吹雪(秘書艦)「作戦の現在状況を報告します。現在我が艦隊はピーコック島を支配する離島棲鬼の撃破を試みています。何度かの攻撃で離島棲鬼へ与えたダメージは大きいと考えられ、あと数回の攻撃で撃破できると見込まれています」

加賀「あと数回とは言え、離島棲鬼までの道中でのダメージで艦隊が引き返すことを考えると、出撃回数はさらに多くなるわね」

長門「空母たちの道中大破が多いからなあ」

加賀「聞き捨てなりませんね。砲撃戦で大物を狙わずに、小物から撃破する貴方達にも問題が有るのでは?」

長門「ならばその目障りな小物を航空機の雷撃で潰してはくれまいかな?」

加賀「制空権を取るために艦戦をメインにして艦爆、艦攻が少ないのはあなたもご存知でしょう?」

とーこ「あのさ。喧嘩するのは止めないけど、そうやって責任のなすりつけ合いして、私が納得すると思ってるの?」

長門「……」
加賀「……」

長門「すまない提督。苛立っていた」

加賀「提督、申し訳ありません」

とーこ「言う相手が違くない?」

長門「……」
加賀「……」

とーこは長門と加賀の両者の右手を掴むと強引に握手をさせる。

とーこ「仲直りしてくれないかな?」

長門「すまない加賀」

加賀「こちらこそ申し訳ありませんでした」

とーこ「よしよし。二人共自らの職責に自信があるからだと思っているけど、艦隊内で争ってもしょうがないからね。まあ、敵の艦載機が強くてねー。正規空母3隻を艦戦メインで積んで制空権確保がやっとだし、六十二型のゼロ戦があると、艦戦と艦爆の両方の威力があるというけど…ウチには無いしなあ」

赤城「ありますよ」

とーこ「何を言ってるんだ赤城。昨日までそんなものなかっただろ?」

赤城「昨日まではそうですが…さっき出来ましたので」

とーこ「ファッツ!?」

赤城「今日は私が旗艦になって開発を妖精さんにお願いしたら、ほら」

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とーこ「ナンデ2つ!?」

赤城「連続で出たんです(実話)」

とーこ「赤城ってボーキ食らうだけのお化けだと思ってたんだけど、違ったんだね…」

赤城「違いますよ!」

とーこ「そうか。すまんかった」

赤城「ボーキも頂くだけです」

とーこ「そうか。前言撤回」

赤城「なんかヒドイ提督ですね」

とーこ「私が悪いのか!?」

さらなる戦力増強に成功したとーこ艦隊は快進撃を続け、
ついに撃破まであと一撃まで迫っていた。

とーこ「よし!ラストダンスだ! 第一艦隊は大和を旗艦とし、長門、榛名。そして空母群から赤城、加賀、瑞鶴を組み込む。艦隊名は今から『離島殴り込み艦隊』だ」

大和「旗艦大和、出撃します!」
長門「待ちに待った艦隊決戦か。胸が熱いな」
榛名「榛名!いざ、出撃します!」
赤城「一航戦赤城、出ます!」
加賀「ここは譲れません」
瑞鶴「空母瑞鶴、抜錨します!」

とーこ「支援艦隊として陸奥、金剛、飛鷹、隼鷹。吹雪は綾波と協力して支援艦隊を指揮をお願い」

吹雪「司令官の為に私、頑張ります!」
綾波「綾波、頑張ります!」
陸奥「おねーさんたちにおまかせよ!」
金剛「イェス!ワタシ達におまかせデース!」
飛鷹「正規空母差し置いて、私たちに出番が来るなんてね」
隼鷹「ま、ぱぁ~っと行こうぜ!」

とーこ「それでは。コホン…全艦に妖精の加護があらんこと! さあ勝利を掴んでこい!」

一同「了解!」

そして、道中に待ち構える敵艦隊の攻撃をいなしつつ、
『離島殴り込み艦隊』はついに海域の最奥へとたどり着いたのだった

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加賀「彩雲が離島棲鬼を発見しました。やはり戦艦棲姫が護衛にあたっています」

榛名「困りましたね…榛名たちの攻撃を戦艦棲姫がかばうことで何度も離島棲鬼を逃しましたし…」

長門「さて旗艦どの。どう行く?」

大和「小手先の作戦でどうこうなるわけではありません。長門さん、榛名さんが思っているとおりに、真正面から行きます!」

長門「フフ」

大和「何ですか?」

長門「いや、大したことではない。作戦前は金剛たちが実戦参加を反対していたそうだが、なかなかどうしてらしくなってきたなと思ってな」

榛名「榛名も最初は反対していましたが、この作戦で大和さんの力を見せていただきました。作戦に間に合わせるように調整してきた提督には感謝です!」

大和「私も提督には感謝しています。前の時は構想通りの艦隊決戦には参加することは出来ませんでしたが、今は思う存分にこの力を使える。手が、足が、全身が喜びを感じずにはいられないです」

長門「艦隊決戦という点では私も同様だな。さて、我らが提督殿にこの感謝の気持をどう伝えようか?」

榛名「勝利を!提督に!」

赤城「戦艦組は一致団結ですねー」

加賀「……」
瑞鶴「……」

赤城「加賀、今は何を優先すべきかわかりますよね?」

加賀「ふう。五航戦の妹のほう、二航戦姉妹を差し置いて、この決戦に加わった意味はわかりますね?」

瑞鶴「瑞鶴です! 練度は先輩たちに及びませんが、私だって正規空母です。与えられた役割は果たします!」

加賀「よろしい。私たちも一航戦の誇りを見せてあげます」

赤城「加賀は素直じゃないですねぇ」

加賀「赤城さん…そういう言われ方は不快です…」

赤城「ニヨニヨ」

加賀「……(不満気」

瑞鶴「先輩方、私の方は準備できてます」

赤城「了解。艦載機のみなさん、用意はいい?」
加賀「ここは譲れません」
瑞鶴「第一次攻撃隊。発艦始め!」

空母たちから放たれた百を超える艦載機は空中で集合すると、陣形を組んで敵艦隊へと進撃する。
それに遅れて戦艦たちから発進した水偵と水観が同じように敵艦隊へと飛行していった。

第一次攻撃隊が帰還するまでの時間はさほど長くないものだったが、帰還機を待つ空母たちにはひどく長い時間のように感じられた。空母たちは各々自らの艦載機たちの無事を祈る。

やがて遠い空の向こうから航空機の影が見えた。
裏返したハイヒールのようなシルエットは深海棲艦の艦載機だ。

大和「敵、攻撃隊来襲。対空砲火、用意!ってー!」
赤城「空母各艦は回避運動を!」

戦艦たちの砲撃で深海棲艦の艦載機たちがバラバラと撃墜されるが、その砲撃をすり抜けた艦載機が艦隊へと攻撃を仕掛けてくる。

大和「損害は!?」
赤城「赤城、小破です」
長門「こちらも小破だ」
加賀「攻撃を受けましたが、異常はありません」
榛名「水偵より報告。第一次攻撃隊により敵浮遊砲台1を中破。戦艦1を小破です」

敵艦隊側から第一次攻撃隊の帰還機が見えてきた。
激しい空中戦を物語るように歯抜けの陣形であったが、先ほどの敵艦載機よりは断然多く、制空権が確保できたことが見て取れる。

大和「全艦、砲撃戦用意!」

やがて敵艦隊が姿を現す。
深海棲艦は力の強いものであるもののほうが人間に近い形をしている。
しかしそれはあくまで人間に近い形であるに過ぎない。
なぜならそれは、数十から数百メートルの巨大な生物であった。
人型でありながら人とはかけ離れたサイズを持つがゆえに、不気味以外の何者でもない。

離島棲鬼「ココマデ……クルトワ…ネ…………イイ…デショウ……」

離島棲鬼は艦娘たちが理解できる言語で声にするとともに、目を細めるようにして嗤う。
込み上げてくる嫌悪感を必死に嚥下する。言語を操るが、意志の疎通ができるわけではない。むしろ敵とは相容れぬものであることのみを覚えざるを得ない

吹雪「支援艦隊到着しました! 全艦!砲雷撃戦、用意!」
金剛「Yeah! 行きますヨー! Burning!Fire!」
陸奥「第一、第二砲塔。斉射始め!」
飛鷹「航空機隊、攻撃開始!」
隼鷹「よぉし!行っちゃってー!」
綾波「攻撃を開始します!」

支援艦隊からの砲撃で中破だった浮遊砲台を撃破。敵戦艦にも中破を与えた。

吹雪「支援攻撃終了」

大和「ありがとう。鎮守府で戦果を待っていて下さい」

吹雪「はい。皆さん、ご武運を!」

このあとの戦闘は苛烈を極めた。
砲撃戦で敵戦艦を中破、浮遊砲台を大破せしめたものの、敵艦からの攻撃で赤城、加賀が中破。瑞鶴が小破となる。

加賀「瑞鶴。発着艦はまだ出来ますね」

瑞鶴「はい!」

加賀「良い返事です。赤城さんと私は前方に出ます。あなたに空母としての誇りを預けます。私たちに…いえ、提督に結果を見せないさい」

瑞鶴「前方って…何をするつもりなんですか?!」

赤城「加賀も私も飛行甲板が使い物いなりませんからね。かと言って敵にダメージを与えられる砲があるわけでもない」

加賀「空母として本分を尽くすことはできませんが、私たちはまだ動ける」

赤城「そう。前方に進出して敵の的になります。敵の砲撃を引きつけられれば、戦艦たちの攻撃力低下を避けられる」

瑞鶴「そんな!」

加賀「考えなさい。私たちの目的は何? 勝利を掴まなければ、この海域は敵勢力に落ちてしまうのよ」

赤城「納得しろとは言いません。ただ、了解しなさい」

瑞鶴「……了解、しました」

加賀「よろしい。赤城さん、行きましょう」

赤城「一航戦!赤城!加賀!出ます!」

囮役として前方に出た2隻の空母は敵の砲撃を引き受け大破した。
ただ1隻残った瑞鶴も、第3次攻撃で離島棲鬼へダメージを与えることに成功。

とーこ艦隊の損害は小破、長門・瑞鶴。大破、赤城・加賀。
対して敵の損害は撃沈、浮遊砲台1、戦艦1。大破、浮遊砲台1。中破、戦艦1。
離島棲鬼に対しても小破程度の損害を与えていたが、それを護衛する戦艦棲姫はほぼ無傷で残存していた。
そして海域は闇の帳に包まれる。

旗艦大和より鎮守府へ打電。
「我、夜戦に突入す!」

長門「さて、泣いても笑ってもこれが最後だ」

榛名「泣きたくはありませんね。笑いましょう!」

大和「はい! 戦艦大和、突撃します!」

大和の放った三式弾は空中で破裂すると、散弾となって離島棲鬼に降り注ぐ。
離島棲鬼の不敵な表情が、一瞬の驚愕を経て怨念のこもったものに代わり、苦痛に顔を歪めながら沈んでいった。

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フタフタヨンマル。とーこ艦隊、離島棲鬼を撃破。

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酒匂「ぴゃん♪ 阿賀野型軽巡四番艦、酒匂です! よろしくね!」

一同「……」

酒匂「どうかした?」

長門「…こいつ殴っていいかな?」

酒匂「何で!?」

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とーこ艦隊は「ピーコック島攻略作戦」を制した。
また一連の作戦行動に勝利を収めたことで、周辺海域から深海棲艦たちの撤退したことが認められ、制海権の確保に成功した。
人類は破滅の危機から一歩退くことに成功したと言える。
しかしまだ深海棲艦の跋扈する海域は多く。
とーこ艦隊の戦いはまだまだ続くのだった。

「ピーコック島攻略作戦始末記」了



とーこ「いやー勝った勝った」

吹雪「お疲れ様です、司令官」

とーこ「まあ浪漫の欠片もないガチ勝負でようやくってのがあれだけど。勝ってよかったわー」

吹雪「はい。では収支を報告しますね」

とーこ「やるのか…各2万で十分なんですよ資源なんて…」

吹雪「嘘やん…」

<作戦開始当初>
20140509_010.jpg
<作戦完了後>
20140509_011.jpg

燃 料:65241 → 33180 (-32061)
弾 丸:63924 → 39207 (-24717)
鋼 鉄:95598 → 71922 (-23676)
ボーキ:87452 → 89001 (+1549)

高速修復剤:1850 → 1700 (-150)
(資料がないのでだいたいの数値)

とーこ「イベント最中も任務報酬や遠征で資材の追加がなかったわけではないから一概には言えないけど、まあこれ+各2万前後使ったと思う」

吹雪「ボーキサイトだけ増えてるんですが…」

とーこ「それが謎w おそらく制空権確保のために、出撃する艦には烈風を多めに積んだことで、返って開幕時の被害が少なかったのかもしれない」

吹雪「でも、これって最終値じゃないですよね?(にっこり」

とーこ「えーと、E5クリアの翌日に5時起きしてレア艦掘りに勤しみました…その時に燃料が30k切ってたと思う…」

吹雪「それだけやって戦果はあったんですよね?(にっこり」

とーこ「ああああ有りましたよもちろん」

20140509_12.jpg

吹雪「初風さんですか」

とーこ「手に入れた直後に、うっかり近代化の材料に仕掛けたのは内緒だ…。今回のイベントではイベント報酬以外は長波を手に入れたくらいかなあ…谷風は来ませんでした」

吹雪「これからしばらくは資源確保が中心ですね」

とーこ「え?」

吹雪「え?」

とーこさんの結論。
今回のイベントは非常に妄想が捗りました。
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イベントお疲れ様でした。

とーこさんのレア運分けてくださいw
Re: No title
> とーこさんのレア運分けてくださいw

では、大型建造がまるゆになるビームを。
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