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2014. 08. 30  
艦これ夏イベントお疲れさまでした。

ぶっちゃけると今回、私は完走できませんでした。
イベントの様子はおいおいSS形式でやっていきたいと思います。

あと、SSについてですが、
これまで『鎮守府劇場』としておりましたが
pixiv艦これ部でまとめてきたのと同様に
『横鎮提督のとーこさんじゅうはちさい』
こちらにタイトルを統一しようと思います。

まとめて読みたい場合は上記の2つの方からご覧ください。

なお掲載は
ここで公開してから、
艦これ部、pixivという感じに更新をしていきます。

プレイに関するSSは他の2つはあまりスクショを挟めないので
ここのほうが見やすいとは思いますけどね…

イラストなどを描いてくれる人がおりませんので書籍にはなりません。
(居れば書籍にはします)

以上、今後ともお付き合いいただければ幸いです。

今日は日常ネタでひとつ。

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2014. 08. 25  
なんとか現在E4まで来ました。
E5まで行けるといいな…

E6はネタ的に面白そうですが…
コミケやらあったせいもありますが
ランダム性が高いのは無理ですどうも。

閑話休題。


とーこ艦隊の一航戦、赤城と加賀の関係は
やや赤城のほうが格上。

なので、赤城→加賀は「加賀」と呼び捨て。
加賀→赤城は「赤城さん」とさん付け。

なんでそうなったかというと
加賀へ呼びかける赤城のボイスがなかったからなのね。

ところが先日の観艦式予行やら
今回のイベント限定ボイスやらで
赤城→加賀は「加賀さん」とさん付けで呼んでた…orz

まあいいけどさ。こっちはこっちだw
ちなみにとーこ艦隊の正規空母の性格付けは以下の様な感じ。

赤城:
正規空母総代。
見た目はふんわり系だが、周囲への気遣いや心配りがよく出来ている。
訓練ではにっこり笑いながら無茶を言うタイプ。
ご飯好きでよく食べるが、鎮守府が傾くほどではない。

加賀:
赤城の補佐役。
表情の変化は乏しいが、性格の乱高下は結構激しい。割と激情家。
一本気な努力家で、能力が足りないところを努力で埋めるタイプ。
実際のところ、素の能力は低いところを練度で補っている感がある。

蒼龍:
正規空母のムードメーカー。楽天家。
赤城、加賀を尊敬しているが、ノリが軽いせいか真剣味が足りないと思われている。
天然な部分も多いが、自分の性格を自覚しており、
危機的な場面においてはわざとそのように振る舞う。

飛龍:
カラッとした体育会系女子な明るい娘。
コツコツと練習に励むタイプで、練度が積み上げっていく感覚が好き。
おっさん趣味全開で、好きな俳優は笹野高史。
山口多聞提督が好きすぎて自作したプロマイドを持ち歩いてる。

翔鶴:
内向的な性格で自分を前に出せないタイプ。
赤城、加賀を尊敬し、その実力に近づこうと努力をしているが
何故か運が悪く二人の目に止まらず空回りしてる。
(実は赤城はそれを知ってる)
妹の瑞鶴の事になると性格が変わる。

瑞鶴:
正規空母では一番の天才。
素の能力が高いため、訓練を面倒臭がっている傾向があり
加賀とは相性が悪く、一触即発のところまで行ったが先日和解した。
加賀の指導を受けて実力を伸ばし始めており、
最近はそれが面白くなってきた。

大鳳・雲龍:
誰やそれ。
2014. 08. 21  
11年目の活動で名前を変えました。

『刀琥』



『刀古』


まあ読みは変わりません。

理由は書くのがめんどくなったので
2014. 08. 16  
イベント?
報告できることは何もありません…
まだE1突破できず。

◇鎮守府劇場(第9478話)
「like or not like」


鎮守府内の食堂。
提督と島風が向き合って座っていた。

今日のメニューはカレー。
すでに空に近い島風の皿には人参が除けられている。

とーこ(提督)「島風はニンジン嫌い?」

島風「…美味しくない」

とーこ「んー…割と美味しく出来てるよ?」

島風「だって、苦いんだもん」

大人と子供の味覚は異なるという話を思い出す。
ようは子供の頃は敏感な味覚が大人になると鈍感になっていくのだろうが。

提督には人参は甘さを引き出すように調理出来てると思うのだが、
島風からすればまだ苦味を感じるのだろう。

とーこ「島風が食べられないのはニンジンだけ?」

島風「玉ねぎもちょっと嫌い」

カレーにも玉ねぎは入ってるはずだが、
間宮特性の海軍カレーは1日近く煮込むので
玉ねぎはカレーに溶け込んでしまってるようだ。

とーこ「んーと、そうだな。私が昔、先生に聞いた話なんだけどさ」

島風「先生?」

とーこ「うん。学校の先生。その先生が言うにはさ」

「食べ物を好き嫌いする人は、人間も好き嫌いする人ですよ」

とーこ「私も子供の頃は好き嫌いがあったけど、なんとか好き嫌いを無くそうって思ったんだ」

島風「提督は好き嫌いないの? 人間も?」

とーこ「無いなあ。人間もあんまりないかな」

島風「…わかった。私も好き嫌いを無くすようにする」

そういうと、除けていた人参に口に運び始める。

とーこ「そっかあ。そういう島風を私は大好きだよ」

島風「べ、別に提督のためじゃないから…」

とーこ「それでもね。私は嬉しいよ」

島風の頬が少し紅い。
提督はその様子をニコニコと見ていた。

島風「ごちそうさまでした」

とーこ「お、早いな」

島風「だって、疾きこと島風の如し、だもん! 行こ、連装砲ちゃん」

言うやいなや、風の様に去っていく。
やりとりを見ていた間宮が食器を片付けにやってきた

間宮「お見事です」

とーこ「ん。まあ、体を使う仕事だからね。バランスよく食べてほしんだよ」

間宮「私もそう思って毎食作っているんですけど、島風ちゃんはどうも好き嫌いが激しくて…でも提督の話で明日からはちゃんと食べてもらえそうです」

とーこ「苦労をかけてすまないね」

間宮「いえ。これが私の仕事ですから。でも本当ですか? 食べ物を好き嫌いする人はって」

とーこ「言われたの本当。必死に嫌いなものを無くそうとしたのもね。ただ、人の好き嫌いは嘘だな。なんでも美味しくいただけるようになっても、嫌なやつは嫌なやつだからねえ…」

間宮「大人になると、色々ありますからね」

とーこ「そう言われると、自分が年喰ったこと自覚しちゃうからやめてくれ…」

鎮守府の一日の一コマでした。
2014. 08. 14  
ギリギリ告知ですが…
明日、8/15(1日目)、東1B-44b「Acnos」にて
横須賀紹介本を出します。





イベント海域?知らない子ですね。
2014. 08. 07  
◇鎮守府劇場(第9469話)
「前に進むということ」


ある夜の提督執務室。

とーこ(提督)「加賀の様子がおかしい?」

日向「ああ」

とーこ「どうおかしいっての?」

日向「ん。難しい質問だな」

とーこ「はあ?」

日向「端から見ると、普段との違いは無い。が、よく見てみると何か違和感を感じるんだよ」

とーこ「ほう?」

日向「例えるなら…そうだな。鳳翔がジャガイモをフライドポテトで出してくるような感じかな」

とーこ「???」

吹雪(秘書艦)「鳳翔さんならジャガイモは肉じゃがとかにしそうですよね」

とーこ「わかるような、わからんような…」

日向「赤城は大丈夫だというが、一応提督の耳に入れておこうと思ってな。吹雪、お茶をありがとう」

伊勢「え? もう行っちゃうの?」

日向「遊びに来てるわけじゃないだろ」

伊勢「勤務時間外なんだからいいじゃん」

とーこ「勤務中なんだけどな。私は」

伊勢「え?そうなの? じゃあ邪魔しちゃ悪いか~」

とーこ「私、怒っていいのかな?」

日向「すまない。気を利かせたつもりだったんだが、むしろ心配事を増やしてしまったか…」

とーこ「いや。細かいことを見れてるわけではないからね。そういう報告はありがたいよほんと」

伊勢「あんまり褒めると細かいこといっぱい言ってくるよ?」

日向「伊勢が大雑把すぎるだけだよ」

とーこ「ま、そこら辺は適宜判断して報告してくれ。日向も伊勢もありがとうな」

日向「ん。では失礼する」

伊勢「またね。吹雪もお疲れちゃん」

吹雪「お疲れ様でした」

執務室から伊勢と日向が退室しました。

とーこ「さてと。吹雪、今日はこれくらいにしておこうか」

吹雪「残りの分は明日に回すんですね」

とーこ「明日でも平気だよね…?」

吹雪「大丈夫です。それに司令官は加賀さんが気になるんでしょ?」

とーこ「うん。まあ、ああいうこと聞くとね」

吹雪「最終退室はやっておきますから、どうぞ行って下さい」

とーこ「すまない。助かるよ」

吹雪「お疲れ様でした」

提督が執務室から退室しました。

吹雪「……」

一人残された吹雪は、つうと執務室の机を撫でる。
そして大きく息を吐きだすと、テキパキと片付けを始めた。



とーこ「大淀の話じゃ、道場の使用願いが出てるって話だったな…」

艦載機の初艦に弓を使用する空母たちには
弓道場のような訓練設備が用意されている。

内実も弓道場そのもので、艦娘たちはそこで弓の腕を磨いている。

艦娘は艦固有の能力が戦力の主体となるが
練度を積み上げていくことでカタログスペックを逆転するものも少なくない。

空母たちが弓の腕を磨くのも
弓の腕が空母としての能力に直結するより他ならない。
身体能力を伸ばすことが艦娘としての練度にも繋がるのだ。

目指す弓道場の扉が開き、蒼龍と飛龍が姿を表した。

蒼龍「あ、提督。お疲れ様です」

とーこ「2人は上がり?」

飛龍「今日はなんとか目標に達することができたので」

とーこ「また7割命中とかやってんの」

蒼龍「はぁ…7割ならもう少し早かったです」

飛龍「ここ最近は8割以上を目標値に設定されてるので大変なんですよ」

とーこ「……目標値の設定は加賀がやってるのか?」

蒼龍「いえ、赤城さんです」

飛龍「どうして加賀さんだと?」

とーこ「加賀の様子がおかしいって話を聞いてね」

蒼龍「……」
飛龍「……」

とーこ「何よ?」

蒼龍「おやすみなさい提督」

飛龍「私たちこれで失礼しますね」

そそくさと退散する蒼龍と飛龍。

とーこ「何だかなあもう…」

提督は2人を見送ると弓道場に入った。

加賀「遅い!」

とーこ「!?」

弓道場に入った途端に加賀の鋭い怒声が響き渡る。
視線を向けると加賀が翔鶴の横に立って指導している姿が見えた。

赤城「あら提督? 珍しいところへいらっしゃいましたね」

そう言われてみれば弓道場へはあまり来たことがない気がする。
赤城は床で仰向けになっている瑞鶴を団扇で仰いでいた。

赤城「どうかなさいましたか?」

加賀「まだ遅い!」

再び加賀の声が響く。

とーこ「……いや、なんというか…特訓中?」

赤城「ああ、あれですか。翔鶴を指導してるんですよ」

翔鶴が不意に身体を崩したところを加賀が受け止める。
何か言葉を交わした後に翔鶴の体を道場へと横たえさせた。

とーこ「あのさ…いじめとかシゴキじゃないよな?」

赤城「そう思われますか?」

とーこ「加賀の様子がおかしいという話を聞いてさ、ちょっと気になった」

加賀「私が何か?」

と、翔鶴を抱えた加賀がやってきた。
瑞鶴と並べるように翔鶴の身体を床に横たえる。

とーこ「お前の様子がおかしいという報告が来た」

加賀「……」

赤城「加賀。翔鶴も瑞鶴も限界のようだし、
  私たちも提督に話さねばならないようだし、
  今日は終わりにしましょうか」

瑞鶴「…まだ。まだやれます」

床に横たわっていた瑞鶴が身を起こして言う。
立ち上がろうとする瑞鶴を加賀が押しとどめる。

加賀「止めておきなさい。まだ時間はあるから、今日はもうお仕舞いにしましょう」

瑞鶴「でも、私。全然出来てない!」

瑞鶴の双眸からは玉のような涙が床に落ちる。

加賀「そんなボロボロの身体で今日出来たとして、明日戦えると思うの?」

瑞鶴「でも! でも…」

加賀は瑞鶴の体を優しく抱きしめる。

加賀「大丈夫、明日また頑張りましょう。だから今日はもう休みなさい」

しゃくりあげるような瑞鶴の声がだんだんと小さくなってゆき、やがて寝息へと変わっていった。

赤城「なんとか眠ったみたいですね」

とーこ「すまん。何が何だか分からない。どゆことよ?」

加賀「すみません。このあとお時間ありますか?」

とーこ「うん」

加賀「では鳳翔さんのお店で待っていていただけますか。
  五航戦の娘達を部屋に寝かしつけてから私たちも参ります」

とーこ「わかったよ。あんまり遅いと酔ってるぞ私たぶん」

赤城「私たちも夕食を頂いてませんから、すぐに行きます」

加賀「提督、申し訳ありませんが道場の施錠をお願いできますか」

とーこ「あいあいよ」

弓道場の鍵を受け取る。

加賀が翔鶴、赤城が瑞鶴を負い弓道場から出て行った。

残された提督は弓道場の最終退室チャックなどを行って
表のチェック項目を埋めてから弓道場を閉める。

道場から出ると汐風まじり湿気のこもった風が吹き抜けていく。
空を見上げれば雲ひとつない空にレモン型の月が浮かんでいた。

ズボンのポケットを探る。
いつ仕舞ったのかわからないヨレヨレのタバコが1本出てきた。
口に咥えてからライターを探すが見当たらない。

小さく舌打ちすると、月下の道を歩き出した。



<鳳翔の店>

店内に有線放送かなんかの演歌がしみじみと響き渡る。

とーこ「(昭和の居酒屋かここわ…)」

といいつつ、
タバコ片手にカップの酒をあおるのが非常に心地よい。
どこもかしこも禁煙厨がまかり通る世の中で、
さすがに鳳翔はわかっているなと感心してしまう。

酒と煙草は人生の潤滑油だ。
それを無くそうとするなんぞは狂人の沙汰でしかない。
まあそれほど頻繁にタバコを吸うわけでもないけどさ。

先付けに出された小鉢の中身が無くなり、
次の肴を何にしようかとお品書きをくるくると見ていると声がかかった。

赤城「お待たせしました」
加賀「遅くなりましてすみません」

弓道場のときより若干ゆったりとした着物に着替えた2人がそこに居た。
肌が紅潮し、ほんのり湯気が漂っているのがわかる。

とーこ「お前たち、風呂上がりかよ…」

赤城「ホントは翔鶴と瑞鶴を寝かしつけたらすぐ来るつもりだったんですけど…」

加賀「仮にも女ですので、汗を落とさずに来ることなどできません」

とーこ「私はまだ風呂にも入ってないんだが?」

加賀「…提督も女性でしたね。申し訳ありません」

とーこ「おちょくられてるのか? おちょくられてるんだよな?」

赤城「加賀は本気だと思いますよ」

とーこ「なお悪いわ!」

提督が落ち着くまで10分かかりました。

とーこ「で、お前らがおかしいのは見てて分かった。何があった?」

加賀「何もありません」

赤城「さすがにそれは苦しいかと…」

加賀「…提督に言うべきことは、何もありません」

とーこ「このやろう…」

赤城「ストップ! 気持ちのすれ違いは慢心の元です!」

加賀「……」

赤城「あのね加賀。そんな態度だと提督に嫌われますよ? 
  提督も加賀の言葉を額面通りとらないでください。
  こういう言い方しかできない子なんですから」

加賀「…提督、申し訳ありませんでした」

加賀がスッと提督に向かって頭を下げる。

とーこ「ああ、うん大丈夫。私もカッとなってすまなかったよ」

赤城「なんでこうウチは不器用なのばかりなんですかねえ」

とーこ「お前が器用なのは分かったから、飯食いながら話すな」

赤城「話が進まないからお腹空いたんですよ。ごちそうさまでした」

丼3杯で赤城の食事が終わった。

赤城「さて、加賀の様子がおかしい件ですが」

加賀「……」

赤城「加賀は五航戦の能力を上げようとしてるんですよ」

とーこ「ふあ?」

赤城「翔鶴、瑞鶴はカタログスペック上では私たちより優秀なのはご存じですよね?」

とーこ「そうか? お前たちのほうが強いだろ実際」

赤城「艦娘は自身の練度が加わりますから。
  練度にかけては一航戦の誇りにかけて引きませんよ。私たちも」

加賀「私たちはあの娘達に負けるつもりはありません。
  ですが私たちは能力の天井が見えている状態です。
  あの娘達が相応の練度を身につければ、
  もっと高みを目指すことが出来るんです」

とーこ「なるほど」

元々は別艦種から空母になった赤城、加賀は
空母そのものの性能は高いものではない。

だが2人が空母群の頂点にあるのは
尋常ならざる練度の高さを持つが故だ。

その練度の高さの根底は「不自由」にあると
提督は考えている。

人は必要な物を求める生き物だ。

手に入れるのが難しいものを手に入れたいのであれば
他人よりも努力をするしか無い。

それを極めたのが、
赤城、加賀という2人の正規空母たちだ。

赤城はともかく。
加賀が五航戦姉妹に苛立ちを感じていたことはわかっている。

艦としての性能の高さでスタートラインの位置は異なる。
明らかに到達点より手前から走り始めている五航戦姉妹が
己の立ち位置まで未だに来ないことが、
あの2人へのあたりが強いことの原因なのだろうと考えていた。

とーこ「(でもさっきの様子は違ったな…)」

翔鶴はともかく、
瑞鶴は加賀に強い反発心を抱いていているというのが提督の印象だった。

しかし先ほど見えたのは瑞鶴の加賀への信頼感であり、
加賀の瑞鶴への思いやりだった。

赤城「提督が不思議に思うのは無理もないですよ。
  実際、加賀と瑞鶴の相性はつい先日までは一触即発みたいなものでしたし」

とーこ「だよねえ…何があったのさ?」

口を開こうとする赤城を加賀が制した。

加賀「私の気持ちを二人に伝えました」

とーこ「え? それだけ?」

加賀「次の大規模作戦がMIのコードネームで呼ばれていることを先日知りました。
  その符号が示していることは、誰にでもわかります」

赤城「私たちが沈んだ戦いですね」

とーこ「……」

加賀「私はそれが厳しい戦いになることを理解しています。
 私たちや二航戦の2人を一挙に喪失した戦い。
 赤城さんや私、蒼龍、飛龍だけではまた勝てないのかもしれません。
 勝機があるとすれば翔鶴、瑞鶴を投入可能であることでしょう。
 だから二人に私の気持ちを伝えました。
 『どうか私たちに力を貸してほしい』と」

沈黙が支配する中、
優先のかすれたような演歌の歌声だけが響き渡る。

赤城「ま、私がフォローはしましたけどね。
  散々当たり散らされた相手からそんなこと言われたって聞くわけ無いですし。
  今までのことを加賀に謝罪させた上でのことです」

とーこ「なんか色々台無しだなお前」

加賀「私が頭を下げることで済むならいくらでも」

とーこ「そうか…なんというか、
 加賀はもうちょっとプライドに凝り固まった感じだったと思ってたんだけどな。
 いや、良い意味で変わったって言ってんだぞ?」

加賀「(変えたのは…)」

赤城「翔鶴も瑞鶴も加賀の言葉にやる気を出してくれまして、
  練度を上げるべく特訓中ってところなんです」

とーこ「なるほど分かった。しかし何だか嬉しいというか、安心したというか」

赤城「どういうことです」

とーこ「いやね。MI作戦の話を聞いた時に、
  お前らのトラウマほじくり返すようで、どうしたもんかと思ってたわけ。
  でもお前たちがその一歩も二歩も先に行っててくれたことがさ
  おねーさん嬉しいのだよ」

加賀「どういう因果であるのか知りませんが、
  私たちは艦娘という生命を得て此処に居ます。
  生きている限りは前に進むことが出来るのだと思うのです」

赤城「そうですね。生きている限りはあらゆる可能性を持っていますものね」

とーこ「お前らが戦艦や巡洋艦になる未来はないと思うぞ?」

加賀「(ため息)」

とーこ「なんか呆れられた!?」

赤城「そういう茶化すところは提督の短所だと思います」

とーこ「え~~~~!?」




鳳翔の店から出て提督と別れた赤城と加賀は
自分たちの部屋へと月夜の下を歩く。

赤城「よかったですね。提督が喜んでくれて」

加賀「ただ、私たちが雪辱を晴らそうと意気込んでると思われてないでしょうか」

赤城「ああ、それはありますねえ」

加賀「言うべきだったのでしょうか?」

赤城「それはちょっと勘弁ですね。加賀は言えます?」

加賀「……(顔真っ赤)」

赤城「ですよねえ…私にも無理です」

加賀「でもいつかは…」

月だけが二人の想いを知っていた。



おまけ

伊勢「なんで提督にあんな事言いに行ったのさ」

日向「努力している奴は報われるべきだ。違うか?」

伊勢「私たちの努力も報われるのかなあ?」

日向「だといいな」
2014. 08. 04  
◇鎮守府劇場(第9467話)
「サーモン海域の突破秘話」


※鎮守府よりお知らせです。
艦これで熊野等を演じられている
ブリドカットセーラ恵美さんを貶める意図は一切ありません。
ありません! ありませんったら!




天龍「……」

とーこ(提督)「どうかした天龍? そろそろサーモン海域への出撃だろ」

天龍の視線の先にはドラム缶を満載した航空巡洋艦熊野の姿があった。

天龍「なあ提督。ブリドカットセーラって知ってるか?」

とーこ「そりゃあ知ってるけど」

提督は視線を熊野の方に向ける。

天龍「俺は何の事だか知らねんだけどよ。でも…」

とーこ「でも?」

天龍「何だか強うそうな感じしねえ?」

とーこ「お前は何を言ってるんだ…」

天龍「え? しねえ? おっかしいなあ」

とーこ「くだらないこと考えてないで、とっとと出撃してこいや~!」

天龍「何だよ~。提督ならわかってくれると思ったんだけどなあ」




天龍を旗艦としたサーモン海域攻略部隊は
高速戦艦、比叡。一航戦、赤城と加賀。
重巡、青葉。航巡、熊野の六隻から成っていた。

これまでの二回の会敵で敵ピケット艦隊と敵機動部隊主力を撃破。
敵補給部隊本体に迫りつつあった。

比叡「ここまで大きな被害もなく来れて幸運でしたね!」

天龍「ま、オレにかかりゃこんなもんよ」

青葉「天龍さん余裕の発言ですねえ」

加賀「天龍。実力なのは間違いないとしても、過剰な自己評価は慢心を呼ぶわ」

赤城「私たちが言うんですから、間違いないですよ」

天龍「…それって、ブラックユーモアなんすか?」

加賀「ユーモア?」

加賀はマジです。

熊野「まあ、赤城さんも加賀さんもそこまでにしてあげなさいな。天龍さんも提督に褒めてもらうために頑張ってるんですものね」

天龍「ち、ちげーよ!」

熊野「あら?違うんですの?」

天龍「いや、違くはねえけど…ほら、任務だから! 任務だからマジでやってるだけだし!」

比叡「そうですね! 任務だからには気合! 入れて! 行きましょう!」

青葉「……。青葉はどちらかと言うとツッコミは苦手なんですけど…」

加賀「おしゃべりはそこまでよ。先行させていた彩雲より通信。泊地にて停泊中の敵艦隊を発見。輸送艦1、戦艦2、軽空母3。敵補給部隊本体と推測します」

天龍「よっしゃあ! 殴り込みをかけるぜ!」

天龍率いる艦隊は停泊中だった敵補給部隊本体に奇襲を敢行。
軽空母3隻は赤城、加賀の艦攻、艦爆部隊によって無力化されたものの、
2隻の戦艦タ級flagshipが立ちはだかり、輸送ワ級flagshipへの攻撃が届かない。

天龍「チッ! 夜戦でとどめを刺すぜ!」

赤城「私たちは夜戦になると手も足も出ませんね…」
加賀「せっかく被害なしでしたのに…仕方ありませんね」

比叡「面目ないです」
青葉「いやあ、輪形陣は手強いですねえ」

天龍「天龍様の攻撃だ!うっしゃぁっ!」

戦艦タ級flagship1隻が大破。

比叡「私! 頑張るから! 見捨てないでぇー!!」

もう1隻の戦艦タ級flagshipを撃破。

青葉「索敵も砲撃も雷撃も。青葉にお任せ!」

大破していた戦艦タ級flagshipを撃破。

赤城「あら…」

加賀「輸送ワ級flagshipが残りましたね…」

天龍「くああああ! なんでワ級を狙わないんだよ!」

比叡「そう言われましても…」

青葉「ワ級、目の前にして攻略失敗ですねえ」

熊野「天龍さん。一人お忘れでなくて?」

天龍「つか、ドラム缶しか積んでないアンタが何出来るってんです」

熊野「あら、お洒落な航巡に出来無い事なんて無くってよ」

熊野がドラム缶を振り上げる。

熊野「とぉぉぉぉおうぅぅぅ!」

全艦が見守るなか、ドラム缶が放物線を描いてワ級へと吸い込まれていく。

『輸送ワ級flagship撃破』

全艦「……」

熊野「えむぶいぴぃ、それは今時のレディの嗜みの一つでもありますわ。ありがたく頂戴いたします」

全艦「……」

20140804.jpg
新しい海域が開放されました。




熊野「というわけで、海域突破ですわ提督」

とーこ「……天龍」

天龍「何だよ」

とーこ「ブリドカットセーラ。強えわ…」

天龍「だから言ってるじゃねえか…」

ドラム缶で海域突破されるとは思いませんでした。
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